- 新卒1年目の転職はさすがに厳しいかな…
- 最低でも3年はガマンするべきなのだろうか…
- けど、いまの仕事場、苦痛すぎるし…
新卒入社して、会社や仕事が合わないと感じながらも、転職すべきかどうかを迷っている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、新卒1年目以内で転職する人は珍しくありません。
厚生労働省が発表している『新規大卒就業者の離職状況』によると、新規大卒就業者の1年以内の離職率は14.1%。
8人に1人以上が、新卒で入社したあと1年を待たずに辞めています。
今回は、新卒1年以内で転職した381人にアンケート調査を実施し、「転職理由」や「転職してよかったか」について聞いてみました。
- 調査対象:新卒1年以内で転職した経験がある人
- 調査日:2021年3月11日~25日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:381人(女性254人/男性127人)
新卒1年目の転職は厳しいから我慢?転職してよかったかを381人に聞いてみた
「新卒1年目の転職は厳しそうだから辞めておこう」と、いまの職場が辛くても我慢している人もいるのではないでしょうか。
実際のところどうなのか?を知るため、「新卒1年目で転職してよかったですか?」を381人に質問してみました。
新卒1年目で転職して、「よかった(72.0%)」「まあよかった(19.4%)」と、あわせて91.4%の人が転職してよかったと回答。
新卒1年目の転職に対して、「転職してよかった」と回答している人が全体の9割を超える結果に。
対して、新卒1年目の転職で「失敗した(3.1%)」「やや失敗した(5.5%)」と、後悔していると答えた人は合計8.6%となっています。
それでは、新卒1年目に転職して「よかった理由」と「後悔している理由」それぞれを、具体的な口コミと共に紹介します。
新卒1年目に転職してよかった人の口コミ
新卒1年目に転職してよかった人の口コミを紹介します。
- 転職先は自分が携わりたいと思っていた職種で、辞めて正解でした(男性、2ヶ月で転職)
- 第二新卒で大手企業に転職できたので、早めに辞めて正解だったと思う(女性、6ヶ月で転職)
- ストレスがなくなったので、体調が復活した(女性、6ヶ月で転職)
人間関係や労働環境に恵まれた職場に転職できた人が多いようです。
健康ややりがいを手に入れたという回答も見られました。
また体験談からは「新しい職場にスムーズに順応できる」「スキルがなくても第二新卒として採用されやすい」など、「新卒社員が早めに転職するメリット」も浮かび上がりました。
新卒1年目でも、辞めざる得ない理由があれば転職するのもありです。
今回のアンケート調査でも9割近い人が、「早めに転職して良かった」と回答しています。
ポイントは、辞めて良かったと思える転職をすること。
憧れていた企業や職種への転職を叶えたり、働きやすい職場を選ぶといいでしょう。
新卒1年目に転職して後悔した人の口コミ
新卒1年目に転職して後悔した人の口コミを紹介します。
- かなりの短期離職のため、次を決めるのにかなり苦戦しました(女性、3ヶ月で転職)
- 転職先で給料は上がったが、人間関係が更に複雑になり辛かった。前職で我慢が足りなかったと後悔(男性、7ヶ月で転職)
- 転職活動時に退職理由を聞かれることが多く、忍耐力がないという印象を持たれる(女性、10ヶ月で転職)
転職して後悔した人からは「転職活動が大変だった」「前の職場で、もう少し我慢できればよかった」などの声が寄せられました。
後悔した人の口コミを見ると、辞めたい・辛いという気持ち以上に、新卒1年目の転職活動が大変だったり、転職先のほうが辛いという回答が目立ちました。
転職を検討している場合、冷静に状況を分析して「辞めるべきか、続けるべきか」を考えて決断するようにしましょう。
新卒社員が転職を考えるとき、人間関係や労働条件、仕事内容のせいで感情的になっていることも多いです。
勢いで辞めてしまうと、転職の準備ができておらず、次の仕事がなかなか決まらないなんてことにも。
口コミのように、転職活動に苦戦するケースも考えられるので、次の仕事を決めてから仕事を辞めるようにしましょう。
【381人に聞いた】新卒1年目の転職理由ランキング
次に、経験者381人へ「新卒1年目で転職した理由」について質問しました。
回答数が多かった順に10位までをランキング形式で紹介します。
ランキング1位はハラスメントやいじめなど「職場の人間関係が悪い(119人)」でした。
「職場の人間関係が悪い」は、新卒者対象アンケートに限らず、転職・退職理由の上位となりやすい項目です。
実際、他に行った独自アンケート調査、「20代の転職理由」、「30代の転職理由」、「40代の転職理由」すべてで上位にランクインしています。
続けて2位「長時間労働・休日への不満(86人)」、3位「仕事内容が合わない(66人)」、4位「求人内容と現実が違う(31人)」となっています。
以降、5位「給与が低い(26人)」、6位「他の仕事がしたい(24人)」、7位「残業代・給与の未払い(23人)」、8位「勤務地に不満(16人)」、9位「体調不良・怪我(14人)」、10位「成長できない(12人)」の結果に。
上記の調査結果から、「人間関係」も含め、労働環境に不満を持っている人が多いとわかります。
では各ランキングの詳細とあわせて具体的な回答をご紹介します。
1位 職場の人間関係が悪い
ランキング1位は、381人中119人が回答した「職場の人間関係が悪い」となりました。
主な理由として、「同僚に馴染めなかった」「いじめやハラスメントを受けた」などが挙げられます。
新入社員でなくても、無視されたりハラスメントを受けたりしたら、会社に行きたくなくなりますよね。
中には「研修で罵倒され、翌日に辞めた」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 他の部署の部長に、飲み会の時にセクハラされた(女性、1ヶ月で退職)
- 教育係の一年上の先輩が、他の方が見ていないところで無視を続けてきた(女性、6ヶ月で転職)
- 配属先の上司とそりが合わず、なじめなかったため(男性、10ヶ月で転職)
職場の人間関係の悪さでも、改善の可能性があるなら転職を思い留まったほうがいいでしょう。
そりの合わない上司の異動予定があったり、教育係がつくのは最初の3ヶ月だけだったりすれば、一時的な悩みだからですね。
ただし、いじめやハラスメントは耐える必要がありません。
まずは証拠を集めて、上司や会社の相談窓口に相談しましょう。
会社が対応してくれなかったり問題が解決しない場合は、公的機関や専門家に相談したり、転職も視野に入れてみてください。
2位 長時間労働・休日への不満
2位は381人中86人が回答した「業務量や長時間労働、休日出勤などへの不満」がランクインしました。
過酷な勤務が「体調不良」「精神的な不調」につながった人も多かったです。
また「残業が多いのに、残業代は出ない」など、「残業の多さ」と「残業代の未払い」がセットになっている回答も目立ちました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 1日中立ちっぱなしで、ご飯を食べる時間も休みもなかった(女性、6ヶ月で退職)
- 残業が100時間超で休日出勤もあり、体力がついていかなかった(女性、6ヶ月で転職)
- 休みを取らせてもらえない。知人の結婚式にも出席させてくれなかった(男性、10ヶ月で転職)
新卒一年目なこともあって、慣れない仕事を終えるのに時間がかかってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし仕事を問題なくこなせている状態でも長時間労働を避けられず、精神的にも肉体的にも追い込まれているのであれば、転職も視野に入れることをおすすめします。
ただ、転職活動の時間を作るのも難しい人も多いのではないでしょうか。
時間を取るのが難しい場合は、転職エージェントのサポートや転職サイトのアプリなどを駆使して、休憩時間や通勤時間の合間を活かしていきましょう。
3位 仕事内容が合わない
3位は381人中66人が回答した「働いてみたら、仕事内容が合わなかった」「希望していた仕事内容ではなかった」です。
「ノルマが辛かった」「コールセンターで毎日怒鳴られて辛かった」といった回答も寄せられました。
仕事内容を事前に聞いて想像していたとしても、実際やってみないとわからないこともありますよね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 営業職になり、毎日飛び込み営業で辛かった(女性、5ヶ月で退職)
- 営業を志望していましたが、配属先がそうでなかったため(男性、10ヶ月で転職)
- プログラマーだったが、論理的にコツコツと考えることに向いていないと感じた(女性、10ヶ月で退職)
新卒の場合、トレーニングや下働きが中心になることも多く、思っていたのと違うと感じてしまっているケースも少なくありません。
合わないと考えている仕事が自身の成長や将来の目標につながっている可能性もありますし、希望とは違う職種や仕事内容でも、学べることはたくさんあるはずです。
「合わないからすぐ辞める」を繰り返していたら、些細なことでも合わないと思ってしまい、転職を繰り返すことになります。
期間を決めて合わない仕事と向き合ってみるのもいいでしょう。
努力を重ねても仕事が合わなかったり、心身の調子を崩してしまっている状態であれば転職をおすすめします。
4位 求人内容と現実が違うと感じた
4位は381人中31人が回答した「求人内容や事前説明と、実際の仕事環境が違うと感じた」です。
違うと感じた内容は「職種」「給与」「休日」「福利厚生」「勤務地」「キャリアパス」などが挙がりました。
たしかに「この条件だったから入社したのに」と会社に不信感を持ってしまいますよね。
ただ、数字面などで明確に違いがわかる部分ならともかく、曖昧な部分は、個人差が出てくるので完全一致は難しいと言えるでしょう。
たとえば、仕事が「しんどい」や「辛い」といった主観的な要素ですね。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 休日や寮について、会社説明会で聞いた内容と異なる点が多かったため(女性、1ヶ月で転職)
- 最初は事務員だと説明されていたが、入社したらバリバリの営業職だった(女性、6ヶ月で退職)
求人内容と違うことがあれば、「雇用契約書」や「労働条件通知書」の内容を確認しましょう。
契約内容と違う点があるなら、会社に契約書や通知書を提示して改善してもらうようにしてください。
改善がないようなら、転職することをおすすめします。
5位 給与が低い
5位は381人中26人が回答した「給与や収入が低い」がランクインしました。
「忙しいのに給料が低い」など、「仕事と収入が見合わない」という回答が複数集まる結果に。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 周りの同年代と比べて給与が低すぎることが原因(男性、6ヶ月で転職)
- 業務と給料がみあわないと感じたから(男性、10ヶ月で退職)
給料に不満を感じたら、給与体系や昇給制度をチェックしてみましょう。
今後、各種手当がついたり、昇給する可能性も十分考えられるからですね。
職種や勤めている企業によっても給料は異なります。
給料が低くて生活もままならない状況なら、待遇のいい企業への転職も検討してみましょう。
6位 他の仕事がしたい
6位は381人中24人が回答した「他の仕事がしたい」でした。
主なパターンとして、「もともとやりたかった仕事をあきらめて新卒入社したものの、思いを捨てきれずに他職種に挑戦した」が挙げられます。
「働くうち本当に自分のやりたいことがわかり、転職した」というパターンもありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 就職したすぐ後に、第一希望だった職場から「不採用を取りやめ、採用する」との電話がきたから(女性、1ヶ月で転職)
- 元々してみたい仕事があって、どうしても諦めきれなかったので(女性、10ヶ月で退職)
他の仕事をしてみたいと思ったら、思い切って転職してみるのもいいでしょう。
まだまだ可能性を秘めている年代で、第二新卒の採用を積極的に行っている企業もあります。
注意したいのは、目的をもって転職すること。
目的もなく「今の仕事に飽きたから何か違うことやりたい」などの理由で他の仕事を目指すのはおすすめできません。
転職してもまた「他の仕事がしたい」と会社を辞めてしまう可能性があります。
「就職のために本当にやりたかったことを諦めたけど、やっぱり心残りだから挑戦したい」などの理由がある人は、ぜひ転職活動を進めてみてくださいね。
7位 残業代・給与の未払い
7位は381人中23人が回答した「残業代・給与の未払い」が原因で転職したです。
給料の未払いが続くと会社の将来が不安になりますし、生活にも困ってしまいますよね。
「残業代が出ない」という回答も目立ち、こちらは会社のコンプライアンス意識に問題がありそうです。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 会社の業績不振の為、給与未払いが3か月以上になったので早期に退職した(男性、8ヶ月で退職)
- 「残業代はもらえない」「出張費は自腹」など、私生活に影響が大きかったから(女性、9ヶ月で転職)
給料の未払いや残業代が支払われない場合、残業や勤務していたことが証明できる証拠を集めておきましょう。
どちらも法令違反にあたるので、証拠をもとに支払い請求が可能です。
会社と話し合いを行い、それでも支払いが行われないときは、労働基準監督署や弁護士に相談してください。
また、未払い分が払われたとしても、会社側に不信感が残るなら、転職することをおすすめします。
8位 勤務地に不満がある
8位は381人中16人が回答した「勤務地に不満があって転職した」です。
不満の内容は「希望勤務地で働けなかった」「通勤に時間がかかる」「事前に聞いていた勤務地と違った」など。
海外赴任を打診されたことがきっかけで転職した人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 配属先が島だったので、毎日船で通うのが大変だったから(女性、6ヶ月で転職)
- 全国転勤を伴う配属だったため、地元へ戻りたくて転職しました(女性、10ヶ月で退職)
勤務地に不満がある場合、まずはダメ元でも良いので上司に相談してみてください。
上司に相談する際は、なぜ勤務地に不満があるのか、異動の必要性をアピールできるといいでしょう。
通勤時間がかかることに悩んでいるのなら、職場近くに引っ越しするのも1つの方法です。
引っ越し費用はかかりますが、今まで通勤のために使っていた時間を有意義に過ごせるようになりますよ。
家庭の事情や体力面で問題があり、異動まで待てない場合は転職を検討してみてください。
9位 体調不良・怪我
9位は381人中14人が回答した「体調不良や怪我が原因で転職した」です。
仕事が原因の体調不良もあれば、交通事故に遭い働けなくなったという人も。
体調不良の原因である「職場での喫煙」を改善してほしいと要望したものの、改善されなかったので転職したという回答もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 肉体労働に体がついていけなかった(男性、1ヶ月で退職)
- 怪我により歩くことが難しくなり、仕事にならなくなった(女性、9ヶ月で退職)
突発的な事故や怪我といった場合は対応難しいですが、休めば治る体調不良に関しては、しっかり休むことで体調回復に努めましょう。
入社したばかりの遠慮の気持ちから休みにくいかもしれませんが、慣れない仕事の場合、環境の変化によるストレスなどで体調を崩しやすいのでなおさらですね。
また、仕事が原因の体調不良やケガは労災認定されることもあります。
手続きなどについては、所轄の労働基準監督署に相談してみてくださいね。
10位 現在の職場では成長できないと感じた
10位は381人中12人が回答した「現在の職場では成長できないと感じたから転職した」です。
主な理由として、「新人への教育体制が整っていなかった」「スキルが身につかない業務内容だった」などが挙げられます。
もしかすると「この人みたいになりたい」と思える上司や先輩が、近くにいなかった可能性も。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 新入社員だったのに、ずっと放置されてしまったため(男性、3ヶ月で退職)
- 仕事には苦労せず人間関係も良かったが、自分の成長につながらないと感じたので(男性、6ヶ月で転職)
成長できないことを会社のせいにしていないか、まずは自分の明確な目標や、目標達成に必要な手段を分析してみましょう。
会社に頼らず成長できる方法もあります。
たとえば、外部のセミナーや研修を受けたり、ビジネス書などで勉強したりですね。
もし「チャレンジできない」「提案や意見が受け入れてもらえない」職場環境なら、成長出来ない可能性も大きいので転職をおすすめします。
先輩のモチベーションが低かったり、ロールモデルの存在がない場合も転職を視野に入れましょう。
新卒1年目で転職した人に聞いた転職のタイミング
続いて、新卒1年目で転職した381人に「入社後どのタイミングで転職したのか」を質問しました。
以下、『新卒1年目で転職した人に聞いた転職のタイミング』の比較表となります。
3ヶ月以内に87人、6ヶ月以内に151人が転職しており、6割以上の人が6ヶ月以内に辞めています。
10日や2週間など、1ヶ月以内に転職した人も37人。
中には「研修期間中に辞めたので、実際には働いていない」という人も。
1年という節目を待たず、早期に退職した人が多いとわかりました。
新卒で転職したいけど、どのタイミングで転職したらいいのか悩んでいるなら、6ヶ月を目安にしてみてはいかがでしょうか。
今回のアンケートでは、約6割が6ヶ月以内で転職していました。
せっかく入社したのに何年も働かずに辞めていいのか迷うかもしれませんが、転職するつもりでいるなら、早い段階で決断して転職活動を進めたほうがいいでしょう。
【381人が選ぶ】転職で悩んだ際の相談相手
「転職について相談した相手」についても質問したところ、以下の結果となりました。
相談した相手1位は「家族・親戚(179人)」。
2位は「誰にも相談していない(142人)」と、自分ひとりの考えで退職、転職を決めた人も多いとわかる結果に。
続けて3位「友人・恋人(77人)」、4位「同期・同僚(41人)」、5位「上司(17人)」、6位「先輩(13人)」、7位「卒業した学校(7人)」、8位「その他(3人)」となりました。
1位の「家族・親戚(179人)」と3位「友人・恋人(77人)」があわせて286人と、職場以外の人に相談する方が多いとわかります。
また職場の人に相談する場合には、上司や先輩よりも「同期」に相談したと人が多い結果に。
たしかに同期は同じ立場ですから、相談しやすいですよね。
「学校の先生が職場と交渉してくれた」「大学の就職課に相談したら、役立つアドバイスをもらえた」など、卒業した学校に相談した人もいました。
身近な人に相談しにくいなら、第三者に相談するのがおすすめです。
たとえば、『転職エージェント』や『キャリアコーチング』などですね。
転職エージェントは転職のプロなので、悩みごと相談から求人紹介まで、幅広いサポートを受けられます。
利用するなら、「ハタラクティブ」や「キャリアパーク就職エージェント」など、第二新卒の転職支援に強みがあるサービスを選ぶといいでしょう。
「自分のやりたいことがわからない」「将来が不安」という人には、キャリア設計の仕方や自身の強み・弱みを分析してくれる「キャリアコーチングサービス」も検討してみてはいかがでしょうか。
20~30代の受講者数が多い「ポジウィルキャリア」、HSPでお悩みなら「キャリート」などがおすすめです。
新卒1年目の転職が厳しくない2つの理由
上記のような理由から、新卒1年以内で離職をした「第二新卒者」のなかには、「転職は厳しいかも…」と不安を感じている人もいるかもしれません。
しかし、『doda』や『リクナビNEXT』のような大手求人サイトを見てもわかる通り、「第二新卒者」を歓迎している企業は数多くあります。
なぜなら企業には、「新卒」でも「ベテラン」でもない新卒1年目の転職希望者、いわゆる第二新卒を採用するメリットがあるからです。
新卒1年目の転職が厳しくない2つの理由について解説していきます。
1.教育の手間やコストがかからない
新卒1年目の転職希望者にニーズがある理由1つ目は、教育コストがかからないからです。
新卒者を採用する場合、社会人としての基礎的な能力や知識、考え方などを身につけさせるため、多くの企業は「新入社員研修」を行います。
研修は1~3ヶ月ほど要するケースが多く、研修コストも手間も時間もかかります。
一方、新卒一年目の転職希望者なら、ビジネスの基礎は一社目である程度身についているため、教育のための手間やコストを削減できるメリットがあるのです。
新卒1年目で転職するなら、短い勤務期間で学んだことや得たことをアピールするといいでしょう。
企業としては、新卒者と同等の再教育の必要性がない人材を第二新卒に求めているためですね。
研修期間中に辞めたというクチコミもありましたが、「新入社員研修」は新卒1年目の転職に有利となるため、受けておくことをおすすめします。
2.働き方や考え方に柔軟性がある
働き方や考え方に柔軟性があることも、新卒1年目の転職希望者が好まれる理由です。
長く働いていると、仕事のやり方や考え方が凝り固まってしまいがち。
一方、社会人経験の短い新卒一年目の転職希望者には、固定観念が少なく、新しい仕事や環境に柔軟に対応できると考えられているからです。
実際、今回の転職者へのアンケートでは、「前の職場へ慣れる前に新しい職場に変わったため、早く環境に順応できたように思う(女性 6ヶ月で転職)」という回答も。
考え方に柔軟性があると、次の期待ができるため、企業には採用メリットがあります。
- 上司のアドバイスを素直に聞いて行動ができる
- 新しい分野にも臆せず挑戦できる
- 周囲とうまくコミュニケーションがとれる
転職活動で自己アピールをする際は、上記「新卒1年目の転職希望者に期待するポイント」を参考にしてみてください。
考え方や柔軟性は、たとえ社会人経験が未熟でもアピールできるポイントですよね。
転職や退職の理由を聞かれたときは、上司や周りとうまく関係を築けない人だと思われない回答を用意しておきましょう。
「上司のやり方に納得できなかった」「周りとうまく人間関係が築けなかった」など、ネガティブな内容は避けてくださいね。
新卒1年目の転職成功に向けてのおすすめ方法
新卒1年目で転職すること自体は決して難しくありませんが、必ずしも「転職できた=転職が成功した」とは言えません。
「この転職は成功だった」と思える満足度の高い転職をする方法としては『転職エージェントの利用』をおすすめします。
転職エージェントでは、
- 働くうえで何を優先すべきか
- どのような適性や強みがあり、それらをどのように活かせるのか
などを一緒に考えてくれるため、転職の方向性が明確になり、ミスマッチのない職場が見つかるからです。
また、多様な視点から求人を提案してもらえることで、一人で転職活動をするよりも、転職先の選択肢が広がります。
新卒1年目での転職理由は「現職への不満」が大半を占めますが、現状から抜け出すことだけを目的に、場当たり的な転職活動をするのは危険。
十分な情報収集や自己分析をせずに決めると、新しい職場でも、また新たな不満や問題が生まれてしまいます。
転職エージェントと聞くと、「スキルやキャリアのある人が利用するところ」と思うかもしれませんが、第二新卒向け求人を得意とするエージェントも少なくありません。
以下は、新卒1年目の方におすすめの転職エージェントです。
20代・フリーター・未経験の求人に強い。
【公式】https://hataractive.jp/
就活の準備から就職後までを個別サポート。
【公式】https://jaic-college.jp
新卒入社後の早期退職者への支援実績多数あり。
【公式】https://e-kao.co.jp/
フリーターや第二新卒のサポートが得意。
【公式】https://careerstart.co.jp/
20代の就職・転職に特化した転職エージェント。
【公式】https://uzuz.jp/
なお、おすすめ転職エージェントは以下をもとに編集部が独自に選んでいます。
- 第二新卒向けの求人数
- 第二新卒向けのサポート面の充実度
- 求人検索をはじめとしたサイトの使いやすさ
当記事の情報が少しでも参考になりましたら幸いです。