転職エージェントのテレビCMやネット広告で「非公開求人」という言葉をよく見かけますよね。
非公開求人とは、一般の転職サイトなどには掲載されておらず、転職エージェントやスカウトサービス経由でのみ応募できる求人です。
企業が求人を非公開にする主な理由としては、以下の3つが考えられます。
- 採用活動の効率を上げたい
- 急募の求人である
- 競合他社や自社社員に人材募集を知られたくない
例えば「人気企業の求人」「好条件の求人」などは応募が殺到するため、採用担当者の負担が大きくなってしまいます。
そのため非公開求人にして転職エージェントから応募者を紹介してもらったり、スカウトで採用活動を行うことで、企業側の条件に合わない人からの応募を防ぎ、採用活動の効率を上げているのです。
また転職サイトに求人情報を掲載する時間がなく、転職エージェント経由で人材を探しているケースもあります。
さらに「求人を出していることすら知られたくない」という理由で非公開求人にしているケースも多数。
「極秘の新規プロジェクトに関わる人材」「事業戦略策定に関わる人材」の募集は、非公開で行われるケースが多くなっています。
例えばゲーム業界では新しいゲームの開発計画が漏れないよう、非公開求人で人材を募集することが多いですね。
つまり転職エージェントや転職サイトのスカウトサービスに登録することで、「好条件」「重要なポジション」の非公開求人に触れられるチャンスが増えます。
当サイトでは、実際に非公開求人を利用したことがある162人に対して、メリット・デメリットについての独自アンケート調査を実施。
- 調査対象:転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある人
- 調査期間:2022年8月28日~9月11日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:162人(男性98人/女性64人)
(※口コミ内の年齢は非公開求人利用時のものです。)
非公開求人を利用して感じたメリット
転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある162名に「非公開求人を利用して感じたメリット」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「好条件の求人が多い(39人)」です。
2位「ライバルが少ない(38人)」、3位「選択肢が広がる(34人)」、4位「希望条件に合う求人が多い(23人)」と続きます。
以降、5位「特別感がある(9人)」、6位「サポートが手厚い(8人)」、7位「選考がスピーディに進む(7人)」の結果となりました。
求人の質が良く、転職活動の幅が広がることにメリットを感じた人が多いとわかります。
またライバルが少なく、採用にかける企業側の熱意も大きいため、選考がスピーディに進むというメリットもあるようですね。
では具体的な回答を紹介していくので参考にしてみてください。
非公開求人を利用して感じたメリット1位 好条件の求人が多い
- 公開されている求人よりも条件が良かった(26歳 男性)
- 掘り出し物的な優良案件に応募できました(32歳 女性)
- 有名企業や信頼できる企業が多かった(35歳 男性)
1位は「好条件の求人が多い」です。
企業が求人を非公開にする理由のひとつに、「条件がよく、公開すると応募者が殺到してしまいそうな求人だから」というものがあります。
そのため非公開求人には収入・待遇面で満足できる求人が多いのですね。
大手・有名企業はもちろん、中小企業も条件のよい求人を非公開にしています。
非公開求人を利用して感じたメリット2位 ライバルが少ない
- 登録している人しか見られないと競争率も下がるので、書類選考での通過率も多少上がるように感じる(23歳 女性)
- 非公開のため応募者数が少数(25歳 男性)
- 競争率が低くなり、採用の可能性がアップする(32歳 男性)
「ライバルが少ない」が2位。
非公開求人は転職エージェントに登録している人しか見られません。
そのため応募者数が少なくなります。
「書類選考の通過率が高いように感じた」「実際仕事につながった」という体験談もありました。
非公開求人を利用して感じたメリット3位 選択肢が広がる
- 単純に検索をかけるだけでは出てこない求人なので、選択の範囲が広がる(24歳 女性)
- 応募先の選択肢が増える(30歳 女性)
- 一般には出回らない求人に応募できる(39歳 男性)
3位は「選択肢が広がる」でした。
「一般公開している求人より、非公開求人のほうが圧倒的に多い」という転職エージェントも多数あります。
そのため非公開求人に触れることで、転職先の選択肢は大きく広がります。
「こんな企業があったんだ」「こんなポジションの求人があるんだ」と驚くような求人に出会えるかもしれません。
非公開求人を利用して感じたメリット4位 希望条件に合う求人が多い
- 自分のスキルに合った求人を紹介してもらえた(25歳 男性)
- より自分にマッチした求人が見つかりやすいこと(30歳 男性)
- スキルや経験にあった求人がある(35歳 女性)
4位は「希望条件に合う求人が多い」。
非公開求人は数が多いため、希望に合う求人を見つけやすいメリットがあります。
またキャリアアドバイザーがスキルや希望にマッチするものを選んで紹介してくれるので、ミスマッチも少なくなるでしょう。
なお非公開求人では「企業が求めるスキル」「欲しい人材像」が明確です。
非公開求人を利用して感じたメリット5位 特別感がある
- エージェントからの紹介のみなので、自分だけに公開されているような特別感が味わえる(25歳 女性)
- 市場に出回らない情報を閲覧できるので、少し優越感を感じます(33歳 男性)
5位は「特別感がある」でした。
非公開求人を閲覧できることに特別感や優越感を感じる人もいるようですね。
非公開求人を紹介してもらえると「特別扱いされたように感じ、自信がもてる」というメリットもあるとわかります。
非公開求人を利用して感じたメリット6位 サポートが手厚い
- エージェントしか知らない情報を提供してもらえた(26歳 女性)
- 公開情報より詳しく知れる(34歳 男性)
6位は「サポートが手厚い」でした。
非公開求人に応募するにあたり、キャリアアドバイザーから情報提供や応募書類添削などのサポートを受けられるからです。
転職サイトなどには載っていないような「企業の雰囲気」「実際の残業時間」などを教えてくれるアドバイザーもいます。
非公開求人を利用して感じたメリット7位 選考がスピーディに進む
- 選考がトントン拍子に進むこと(29歳 女性)
- 面接までスムーズに進んだことです(50歳 男性)
7位は「選考がスピーディに進む」です。
求人が非公開になる理由のひとつに、企業側が採用を急いでいることがあります。
急募の求人に応募すると選考がスピーディに進むので、早く内定を得たい人にはメリットが大きいですね。
非公開求人には、条件の良い転職先を早く見つけられるメリットがあります。
ただ好条件であっても、やはりいろんな求人を比較して検討したいですよね。
いろんな非公開求人を比較検討したい人は、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントによって保有している求人が違っていたり、担当者によって紹介する案件のチョイスがかわってくるからですね。
いくつかの転職エージェントに登録しておけば、1社目で紹介してもらった条件より更に好条件の案件を2社目、3社目で紹介してもらえるケースもあります。
また、非公開求人を紹介してもらったもののイマイチと感じたときでも、他の転職エージェントから別の案件を紹介してもらえる可能性があると断りやすいでしょう。
より良い条件の非公開求人に出会いたい人は、ぜひ複数登録をして選択肢の幅を広げてくださいね。
非公開求人を利用して感じたデメリット
転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある162名に「非公開求人を利用して感じたデメリット」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「情報収集しにくい(38人)」です。
2位「求められるレベルが高い(35人)」、3位「求人内容が信用できない(14人)」、4位「紹介してもらいにくい(13人)」と続きます。
以降、5位「紹介に手間がかかる(8人)」、同率6位「条件が悪い(7人)」「希望条件に合う求人がない(7人)」の結果となりました。
「詳細を調べにくい」「信用できない」など、情報の少なさに戸惑った人が多くなりました。
また非公開求人では「求められる職務経歴やスキル」が明確なので、スキルに自信がなく応募をためらってしまう人や、非公開求人に挑戦したいのになかなか紹介してもらえない人もいます。
なお「デメリットは感じなかった」という人は20人でした。
では具体的な回答を紹介していくのでチェックしてみてください。
非公開求人を利用して感じたデメリット1位 情報収集しにくい
- 通常の求人に比べて詳細が分かりづらい(23歳 男性)
- 実際に面接にいかないと、具体的なことかわからない。事前情報がやや足りない(29歳 女性)
- 情報の詳細確認に時間がかかった(43歳 男性)
1位は「情報収集しにくい」です。
キャリアアドバイザーに求人を紹介されてから、企業名や詳しい職務内容を知ることになります。
そのため「企業研究の時間が足りない」「情報が少なくて不安」と感じてしまうのがデメリット。
求人内容の詳細についてアドバイザーとやりとりするのにも、手間や時間がかかります。
非公開求人を利用して感じたデメリット2位 求められるレベルが高い
- 質の高い求人は多いですが、応募条件も高いことがほとんど。第二新卒や経験が少ない方には向かないように感じました(24歳 女性)
- 求められるスキルや経験が高いので、「自分には無理だ」と悲観的になってしまいます(30歳 男性)
- 採用される条件が大変厳しく、人とは異なるハイスペックな資格が求められる(35歳 男性)
「求められるレベルが高い」が2位。
非公開求人には、「専門職」「管理職・幹部クラス」「好条件」の求人が多数あります。
そのため求められるスキルや職務レベルも高くなります。
スキルや実務経験がないと、応募すらできないケースもあるので注意しましょう。
応募条件を満たしていても、「レベルが高そうだな」と尻込みしてしまう人もいるかもしれませんね。
非公開求人を利用して感じたデメリット3位 求人内容が信用できない
- 公に情報を展開しているわけではないので、若干の不信感はもった(25歳 女性)
- 本当に大丈夫か疑ってしまう(29歳 男性)
- 信用できるかどうか不安を感じた(32歳 女性)
3位は「求人内容が信用できない」でした。
一般に公開されていないことや情報が少ないことから、「非公開求人として紹介されているのは、嘘の求人内容ではないか」と不安を感じる人もいるようです。
結論から言いますと、嘘の求人情報を紹介する転職エージェントはありません。
嘘の求人情報を紹介しても、利益にはならないからですね。
非公開求人を利用して感じたデメリット4位 紹介してもらいにくい
- 希望業種や職種に対して求人が少ないのか、あまり紹介されませんでした(24歳 女性)
- なかなか見つからない(37歳 男性)
4位は「紹介してもらいにくい」。
求めるスキルや職務経歴が細かく指定されている非公開求人も多いです。
そのため自身のスキルや経験が「企業の求める条件」にあてはまらないと、求人を紹介してもらえないこともあります。
ただ転職エージェントによって紹介するかしないかの基準が違うので、別のエージェントでは紹介してもらえる可能性も。
非公開求人を利用して感じたデメリット5位 紹介に手間がかかる
- 会員登録をしなければいけないのが手間と感じました(25歳 女性)
- 手軽に閲覧できないことです(35歳 男性)
5位は「紹介に手間がかかる」でした。
非公開求人を閲覧したり紹介してもらったりするには、まず転職エージェントに登録しなくてはいけません。
公開求人は登録しなくても検索・閲覧できることが多いため、登録を手間と感じる人も多くなりました。
転職エージェントへの登録にあたっては、個人情報の入力だけではなく、アドバイザーとの面談も必要になるので、より手間だと感じるのかもしれません。
非公開求人を利用して感じたデメリット6位 条件が悪い
- 必ずしも条件がいいとは限らない。過度に期待しているとがっかりする(23歳 女性)
- 意外にも給料が安い(35歳 男性)
6位は「条件が悪い」でした。
「非公開求人だから好条件なはずと思っていたら、意外に条件が悪かった」「公開求人と条件があまり変わらないと思った」という人も多くなっています。
期待していた分、「こんなものか」とガッカリしてしまいますよね。
また「条件が悪い求人でも、紹介してもらった以上断りにくい」と感じた人も複数いました。
非公開求人を利用して感じたデメリット同率6位 希望条件に合う求人がない
- 勤務地や勤務時間などが希望していた条件とかけ離れていた(26歳 男性)
- 担当のエージェントさんによっては、希望とズレた求人を紹介されることがある(31歳 女性)
同率6位は「希望条件に合う求人がない」です。
転職エージェントが保有している案件と応募者のスキルとの兼ね合いで、希望条件に合う非公開求人を紹介してもらえないこともあります。
別の転職エージェントなら、希望にマッチする非公開求人を保有している可能性もあります。
非公開求人がデメリットと感じないためには、キャリアカウンセリングで自分の希望や強みなどを、転職エージェントの担当者にきちんと話し、信頼関係を築いておきましょう。
転職の目的や希望条件、アピールポイントなどをしっかり伝えておけば、担当者もあなたに合った非公開求人が紹介しやすくなります。
そのため、デメリットで挙がっていたような「求められるレベルが高い」「条件が悪い」といったことにはなりにくいです。
また、担当者とコミュニケーションが取れていて信頼関係を築けていれば、非公開求人であっても丁寧に企業情報や仕事内容を教えてもらえるでしょう。
ただし、転職の目的が曖昧な人やスキルがない人は、紹介してもらいにくかったり希望に合う求人がない場合も。
非公開求人を活用したいなら、転職の目的を明確にし、必要なスキルや経験を積んでから転職活動をはじめるといいでしょう。
非公開求人から転職が決まった人は3割
転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある162名に「非公開求人から転職が決まったか」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
非公開求人から転職が決まった人は3割超です。
「ライバルが少ないというわりに、転職が決まった人は少ないな」と思うかもしれません。
非公開求人でも、百発百中というわけではないのですね。
企業が求めるスキルをもつ人だけが集まるので、競争率は低い一方、競争がハイレベルになるからでしょう。
中には書類選考で落選してしまうこともあります。
なお書類選考での落選が続く場合、キャリアアドバイザーによるマッチングが不十分な可能性も考えられます。
キャリアアドバイザーに問題があると感じるなら、アドバイザーを変えてもらうか別の転職エージェントを利用しましょう。
また応募書類の書き方が、ポイントからズレていることも考えられます。
エージェントの力を借りて、応募書類のブラッシュアップも検討してみてください。
非公開求人に期待しすぎず、公開求人と併せて、希望や適性に合う求人を探しましょう。
なぜなら、非公開求人を紹介されたからと言って、必ず採用されるわけではないからですね。
中には「書類選考」や「一次面接」が免除になるケースもありますが、非公開求人でも転職活動の一連の流れはほとんど同じです。
また、非公開求人のメリットとして「ライバルが少なく競争率も下がる」という意見も挙がっていましたが、たとえライバルが少なくても、企業と求職者がマッチングしなければ採用はされません。
「せっかく非公開求人を紹介してもらったから」と思いがちですが、そこは冷静に判断するようにしてください。
ダラダラと希望や適性に合わない非公開求人の紹介を受け続けても、転職先は決まらないので注意しましょう。
転職エージェントや転職サイトを使う前から「非公開求人」を知っていた人は6割
転職エージェントや転職サイトで非公開求人を利用した経験がある162名に「転職エージェントや転職サイトを使う前から非公開求人を知っていたか」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「知っていた」と答えた人が6割を超えました。
転職エージェントのテレビCMやネット広告で、「非公開求人多数」などと盛んにアピールされていることが影響しているのでしょう。
ただ「非公開求人の実態についてはよく知らなかった」という方も多いかもしれませんね。
非公開求人には「公開求人より条件のいい案件」「機密性の高い求人」も多いですが、単に「採用活動を効率化したい」「急募」という場合もあるのです。
そのため非公開求人に対し「プレミアムな条件」を過度に期待していると、ガッカリしてしまうこともあります。
約6割は知っていたものの、非公開求人を知らない人のために、転職エージェントと転職サイトの「非公開求人」について解説します。
それぞれの非公開求人を理解できれば、転職活動の幅も広がるでしょう。
非公開求人とは一般的に、転職エージェントの公式サイトや、転職サイトをはじめとしたインターネット上には掲載されていない求人のことです。
大手転職エージェントの「リクルートエージェント」のFAQには、登録をすれば担当キャリアアドバイザーから非公開求人の紹介を受けられるが、サイトの求人検索では閲覧できない旨記載されています。(参照:リクルートエージェントのFAQ)
転職エージェントに登録しても、自分で非公開求人を検索できるわけではないので注意してください。
転職サイトの場合、スカウトサービスで届くスカウトに非公開求人があります。
スカウトと言えば、ヘッドハンティング型転職サイトの「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」などを挙げる人もいますが、「リクナビNEXT」や「エン転職」などでもスカウトサービスを提供しています。
転職サイトによっては、スカウトのほとんどが非公開求人であることも。
転職エージェントから非公開求人を紹介してもらいながら、転職サイトのスカウトサービスを併用するのもおすすめです。
非公開求人へ応募する際に押さえておきたいポイント
非公開求人へ応募する際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
- 応募前にキャリアプランを明確にしておく
- 高スキルを求められる求人が多い
- 情報収集の方法が限られる
なお応募以前の注意点として、以下のことが挙げられます。
- 転職エージェントに登録しても、非公開求人を紹介してもらえないケースがある。
- スカウトサービスに登録しても、スカウトが届かないこともある。
職歴やスキルに合う非公開求人がない場合、「非公開求人に応募したい」と思っていても、紹介してもらえなかったり、スカウトは届きません。
以下、押さえておきたいポイントについて順番に解説していくので参考にしてみてください。
非公開求人へ応募する際に押さえておきたいポイント応募前にキャリアプランを明確にしておく
非公開求人への応募前には、キャリアプランを明確にしておきましょう。
例えば、「前職での○○経験を活かし、転職先では△△として働き、最終的には◇◇になることを目指す」といったプランです。
非公開求人では「即戦力」「特定ポジションがこなせる人」の募集が多いからですね。
そのため「得意な分野」や「今までの経験を活かせるキャリアプラン」が明確だと、非公開求人との相性がよいと考えられます。
非公開求人へ応募する際に押さえておきたいポイント高スキルを求められる求人が多い
非公開求人には、高スキルを求められる求人が多いです。
非公開求人では「極秘・新規プロジェクトに関わる人材」「幹部クラスや管理職などの重要なポジション」が募集される傾向にあるからですね。
未経験で応募可能な非公開求人もありますが、ポストを限定した求人なら、相応のスキルや経験が求められると考えてください。
そのため非公開求人には「非公開になっているため競争率は低いものの、ライバルのレベルは高い」という特徴もあります。
また人によっては、紹介された求人について、「自分の経歴やスキルは、企業側の希望と合致しているのか」と不安を感じることも。
非公開求人へ応募する際に押さえておきたいポイント情報収集の方法が限られる
非公開求人は情報収集の方法が限られることも、押さえておきたいポイントのひとつです。
非公開求人の場合、「企業名」「仕事内容」「給与・待遇」などの情報は、転職エージェントのキャリアアドバイザーもしくは、スカウトを送ってきた求人企業から入手するしかないからですね。
一般の転職サイトに情報が掲載されていないため、自分でじっくり情報を調べることはできません。
とはいえキャリアアドバイザーの紹介や、企業からのスカウトで届く非公開求人は、「あなたのスキルや希望とマッチング度が高い」と判断されたものです。
そのため転職サイトで手当たり次第に求人を閲覧するよりは、マッチング精度が高いと考えられます。
非公開求人のメリット・デメリット調査結果から見えた利用がおすすめな方
転職エージェント・サイトの利用者162人に聞いた、非公開求人のメリット・デメリットの調査結果はいかがでしたでしょうか。
非公開求人を利用するメリットは「転職の選択肢が広がること」が大切とわかる結果となりました。
豊富な非公開求人の中から求人を探すことで、「条件のよい求人」「転職サイトではお目にかかれない求人」にたくさん出会えるからですね。
一方で非公開求人には「求められるスキルが高い」「企業の求める人材像が明確」という面もわかってきました。
非公開求人はスキルや職務経験が豊富かつ、転職の目標が明確になっている方におすすめといえるのではないでしょうか。
また非公開求人についての情報収集は難しいため、担当キャリアアドバイザーから十分な情報をもらう必要があります。
もし「提供される情報が十分ではない」「紹介される非公開求人が希望に合わないものばかり」など、キャリアアドバイザーの仕事ぶりに不安を感じるのであれば、担当者を変えるか他のエージェントを利用してもOKです。
転職サイトのスカウトサービスを併用するのもいいでしょう。
他のエージェントやスカウトサービスを利用することで、希望に合う非公開求人に応募できるかもしれません。