- 事務職をしたいけれど、へんな派遣会社にあたって失敗したくない
- 派遣会社ってたくさんありすぎて、どこを選んだらいいかわからない
事務職をするうえで「どの派遣会社がいいんだろう…」と迷ったら、実際に利用した人の感想を聞くのがおすすめです。
担当者の対応によって、またそれぞれの感じ方によって派遣会社への印象は違ってきますが、多くの人がよいと感じる派遣会社は、ハズれる可能性が少ないからです。
当記事では、派遣社員として事務職を経験した388人の口コミをもとに、おすすめの派遣会社をランキングにしました。
「どんなところがおすすめなのか」と、経験者のリアルな口コミも紹介しています。
また派遣事務の希望者向けに「人気の職種ランキング」や「役立つスキル&資格」も聞いているので、あわせて参考にしてみてください。
さらに、派遣会社の選び方のコツや、派遣事務のやりがいとメリットなども紹介。
記事を読み終わる頃には、派遣事務の魅力が理解でき、自分に合った派遣会社をスムーズに選べるようになるでしょう。
事務職におすすめの派遣会社ランキング【388人へ口コミ調査】
ではさっそく、経験者388人が選んだ事務職におすすめの派遣会社を回答数が多い順にランキングで紹介します。
各派遣会社の特徴や口コミも掲載しているので、参考にしてみてください。
【1位 テンプスタッフ】担当者の良い派遣会社へ登録したい方におすすめ
事務職の経験者388人が選んだ派遣会社、第1位はテンプスタッフ、担当者の良い派遣会社へ登録したい方におすすめです。
「担当者の対応の良さ」に定評があって、今回の口コミ調査の中でもテンプスタッフの担当者をおすすめする声が多数寄せられています。
さまざまな口コミサイトを見ても、テンプスタッフの悪評はほとんど見かけません。
ビズヒッツが行ったアンケート調査「担当者の対応が良い派遣会社ランキング」でも、1位を獲得しています。
全求人の約6割(※)が事務職のお仕事なので、一般事務から金融事務、旅行事務、貿易事務などさまざまな業種・職種から選べますよ。
「未経験OK」の求人も豊富なので、事務経験のない方もぜひ相談してみてくださいね。
※求人調査日:2023年9月29日
- 担当さんは相談をするとすぐ動いてくれたし、派遣先との交渉がうまかった
- 担当者の方がよく会社に顔を出して、困ったことはないかと気遣ってくれた
- 初めての事務職だったが、派遣先の環境や必要なスキルなどをよく比較した上で薦めてくれたので安心だった
運営会社名 | パーソルテンプスタッフ株式会社 |
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対応地域 | 全国(北海道~沖縄まで) |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-010026 |
登録・面談方法 | WEB・電話・来社と好きな面談方法を選択可能 |
交通費 | 月額上限3万円(週5日もしくは月20日以上勤務の場合) |
福利厚生 | 社会保険、雇用保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、介護休業、定期健康診断、eラーニング、ライフサポート(ベビーシッター、ハウスクリーニング、メチャカリなど)、カルチャー講座割引、優待施設 |
公式URL | https://www.tempstaff.co.jp/ |
※2021年6月時点
【2位 スタッフサービス】求人数が豊富で希望条件に合う事務派遣を見つけやすい
事務職の経験者388人が選んだ派遣会社、第2位はスタッフサービスです。
スタッフサービスグループ全体の15万件以上(2023年9月3日時点)と、大手派遣会社のなかでも群を抜いています。
毎日新しい求人が入るため、希望条件に合う事務派遣の求人が見つかりやすいといえるでしょう。
「登録後すぐに仕事を紹介してもらえる」「たくさん紹介してくれる」「仕事の選択肢が広い」といった口コミが多いのも、求人数が多いスタッフサービスならではのメリットです。
大手リクルートのグループ会社で知名度が高いことも、人気の理由となっています。
「有名派遣会社なら安心感も大きい」という方は、スタッフサービスを活用するといいでしょう。
- 連絡が早く、たくさんの仕事をまめに紹介してくれる。契約終了後もすぐに次の仕事を紹介してくれる
- 案件がどこの派遣会社よりも多い
- 求人数、取引先企業数が多いことで有名な派遣会社。登録したその日に希望に合う企業を紹介、翌々日くらいに顔合わせ…とスムーズな流れで就職ができ、対応の早さに驚いた
運営会社名 | 株式会社スタッフサービス |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-011061 |
登録・面談方法 | WEB登録・来社登録のどちらかから選択 |
交通費 | 交通費別途支給(規定あり) |
福利厚生 | 社会保険、雇用保険、労災、リクルートグループ団体保険、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断、メンタルヘルスライン、eラーニング、提携スクール、キャリアカウンセリング、優待施設 |
公式URL | https://www.022022.net/ |
※2021年6月時点
【3位 パソナ】高時給・大手企業の求人を狙える
事務職の経験者388人が選んだ派遣会社、第3位はパソナです。
パソナは、「高時給で働けた」「大手・優良企業の事務職に就けた」との声も多く寄せられた派遣会社。
世界的メーカーや有名企業、大手金融機関、官公庁などの求人が豊富なのも特徴です。
派遣先の要求する事務レベルが高いケースもありますが、スキルに自信があってバリバリ稼ぎたい人には、やりがいのある仕事が見つかるでしょう。
とはいえ、もちろんスキルに合わせた仕事選びができるので、簡単な仕事からはじめ、徐々にレベルアップすることも可能です。
パソナは、パソコンスキルや語学の習得に役立つ無料eラーニングや各種研修、プロのコンサルタントによるキャリアカウンセリングなども充実しています。
向上心のある方なら、パソナで満足度の高い派遣ライフを送れるでしょう。
- 時給の高い求人が多く、比較的大きな会社に派遣される。そのため、それなりのスキルは必要だが、良い環境でのびのびと働ける
- 長年お世話になった。紹介先の企業はしっかりしたところが多く、派遣先でのトラブルの際にも親身になり、解決へと導いてくれた
- セミナーが充実していて時給も高い。サポート体制もよく、案件も大手ばかり
運営会社名 | 株式会社パソナ |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-304674 |
登録・面談方法 | Web面談と来社面談のどちらかから選択 |
交通費 | 実費支給(月額3万円上限) |
福利厚生 | 社会保険、雇用保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断、ストレスチェック、パソナキャリアカレッジ(eラーニング、提携スクール、キャリアコンサルティングなど)、パソナファミリー保育園(東京・神奈川のみ)、ベビーシッターサービス、パソナクラブ(趣味・教養)、ベネフィットステーション(旅行・レジャー) |
公式URL | https://www.pasona.co.jp/ |
※2021年6月時点
【4位 リクルートスタッフィング】大手企業・優良企業の仕事を多数取り扱っている
リクルートスタッフィングは、知名度の高いリクルートグループの派遣会社。
そのため、大手企業・優良企業の事務派遣の求人を多く扱っています。
正社員入社が難しい大手メーカーや商社・IT業界・出版・マスコミ業界・大学などで働ける可能性もありますよ。
また、リクルートの社員と同等の福利厚生を受けられる点も魅力。
一般的な協会けんぽより保険料の安い「リクルート健康保険」に加入できるほか、年1回の健康診断と歯科検診も無料です。
質の高い人気の求人は競争率が高いため、こまめにサイトをチェックし、気になる案件が見つかったらすぐにエントリーしましょう。
- 高時給、大企業の派遣先が多くスキルアップにつながる
- 福利厚生がしっかりしている。オンライン学習でパソコンやビジネスマナーなどが学べる
- 大手なので、全体的な仕組みがしっかりしている。(職探しから就業までの流れや、派遣社員に配布されるマイページなど)同じ仕事でも、他社より時給が良い
運営会社名 | 株式会社リクルートスタッフィング |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-010563 |
登録・面談方法 | Web登録 |
交通費 | 実費支給(月額3万円上限) |
福利厚生 | 社会保険、雇用保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断(無料)、人間ドック(1万円)、歯科検診、eラーニング、OAトレーニング、各種研修、提携スクール、ベビーシッター割引サービス、優待施設 |
公式URL | https://www.r-staffing.co.jp/ |
※2021年6月時点
【5位 アデコ】担当者のこまめなサポートが好評
アデコは、担当者のこまめなサポートの評価が高い派遣会社として5位にランクイン。
「スキルに合ったムリのない仕事を紹介してくれる」「未経験OKの仕事が豊富」といった声が多く集まりました。
次のような口コミも多いことから、働きやすい環境づくりを第一に考える『派遣スタッフファースト』の派遣会社であるとわかります。
- 月に1回は担当者が職場に様子を見にきてくれる
- 悩みを気軽に相談できる雰囲気がある
- 何かあると派遣先ときちんと交渉してくれる
またアデコは、キャリアップへの意欲が高い人にとっておすすめの派遣会社です。
OAレッスン・ビジネスマナー・英語といったスキルアップに直結する講座のほか、キャリアアップセミナーやコンサルティングも行っています。
担当者のサポート以外にも、「派遣社員としてバリバリ働きたい」「スキルアップして自分を高めていきたい」という方にも向いているでしょう。
- 無理なく合ってる会社を紹介してくれるし、働いてる間も私の話や意見も聞いてくれて働きやすかった
- 希望通りのお仕事を紹介してくれた。また、月に一度担当者が面談に来てくれ、相談できる体制が整っているので安心して働けた。無料のパソコン教室があり、ワードやエクセルの基本操作を学ぶ機会も多かった
- 専属のコーディネーターが、月に1回会社を訪問して悩みを聞いてくれる。派遣先でのアデコの評判がよく、長く就業している人がたくさんいた
運営会社名 | アデコ株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-010531 |
登録・面談方法 | Web登録 |
交通費 | 月16日以上の契約がある方に1ヶ月電車定期代が支給 |
福利厚生 | 社会保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、介護休業、定期健康診断、eラーニング、保育・ベビーシッターサービス、カルチャー講座割引、優待施設、職業体験 |
公式URL | https://www.adeccogroup.jp/ |
※2021年6月時点
【6位 マンパワーグループ】大手企業・大学事務の求人多数あり
マンパワーグループは、日本で最初に人材派遣会社をはじめた、創業50年以上の歴史と実績のある会社。
そのため派遣先からの信頼が厚く、大手企業や有名大学での事務求人が多数あります。
またマンパワーグループには、派遣先企業での社員登用が目指せる「紹介予定派遣」の求人も多いため、「将来は社員になりたい」という方にもおすすめです。
社会保険・有給休暇・キャリアカウンセリング・無料eラーニングなど福利厚生も充実していますよ。
派遣先と手厚い福利厚生を重視するなら、登録しておいて損はないでしょう。
- 時給が高めなのが何より良い。また、派遣社員の希望を聞いて対応してくれる、働く前に情報を細かく教えてくれる、給料面や福利厚生など、色々なことがしっかりしていて安心
- 老舗の派遣会社なので安心感がある
- 無料でeラーニングが受けられる。今後必要になるスキルをあらかじめ学習するために、自宅で何度もeラーニングで勉強できるのは助かる。また、仕事について相談に行った際にエクセルやワードのテストを受けることができ、現在の能力を知ることができる
運営会社名 | マンパワーグループ株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-315642 |
登録・面談方法 | 電話登録・来社登録 |
交通費 | 実費支給(規定あり) |
福利厚生 | 社会保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断、無料オンライン学習トレーニング、提携スクール、マンパワーグループクラブオフ(旅行・レジャー・グルメの優待サービス) |
公式URL | https://www.manpowerjobnet.com/ |
※2021年6月時点
【7位 フルキャスト】短期事務派遣の希望者におすすめ
フルキャストは、短期・単発の事務派遣を希望する方におすすめの派遣会社。
ほかの派遣会社ではほとんど見かけることのない、1ヶ月単位で働ける短期事務派遣も扱っています。
物流センターや工場での簡単なデータ入力や書類作成、コールセンターでの受電&入力など、最低限のパソコンスキルでできるお仕事が多めなのも特徴。
事務職初挑戦の方や、パソコンスキルに自信のない方でもできる仕事がたくさん見つかりますよ。
またフルキャストは、給料の一部を前払いしてくれる「即給サービス」があり、申請をすると最短翌日に受け取れます。
短期勤務を希望する方や、お財布事情が厳しい方におすすめです。
- 大手の派遣会社で案件も豊富。連絡が取りやすく、安心して就業先に向かうことができた
- お仕事をネットで簡単に見つけられる
- 仕事は一杯ある。話もはやい
運営会社名 | 株式会社フルキャストホールディングス |
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対応地域 | 全国(北海道~沖縄まで) |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-010733 |
登録・面談方法 | Web登録・来場登録 |
交通費 | 求人により別途支給 |
公式URL | https://fullcast.jp/ |
※2021年6月時点
【8位 パーソルエクセルHRパートナーズ】パナソニックグループで働ける
パーソルエクセルHRパートナーズは、パナソニックの人材パートナー会社で、パナソニックグループで働ける点は魅力といえるでしょう。
パナソニックのネームバリューから、家電を思い浮かべる方も多いと思いますが、住宅事業・カーナビなどの自動車関連事業ほか、業種は多岐にわたります。
グローバル企業であることから、英語のスキルを活かせる事務派遣の仕事が多いのも特徴。
また、派遣先に大手企業が多いため、「駅チカの好立地オフィス」「社食・カフェがあるおしゃれなオフィスビル」など、働きやすい職場環境の求人も多いです。
充実の福利厚生もパナソニックHRパートナーズを利用する大きなメリット。
以下内容の「パナソニック保険組合」に加入できます。
- 健康保険の本人負担が約4割(※)
- 年1回の無料健康診断
- 婦人科検診の助成金制度あり
パナソニックグループで働きたいとお考えの方は、登録を検討してみてはいかがでしょうか。
※「パーソルエクセルHRパートナーズ」公式サイトより(2023年9月時点)
- 紹介してもらった仕事は難しかったがやりがいもあった。何より、困ったときに相談にのってくれ、解決策を提示してくれたことがありがたかった
- パナソニック系列の会社なので、福利厚生などもパナソニックと同じ。パナソニック健康保険組合に入れる
運営会社名 | パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派27-010226 |
登録・面談方法 | Web登録 |
交通費 | 登録されている住所から就業先までの通勤交通費を支給 |
福利厚生 | 社会保険、労災、パナソニック健康保険、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断、ストレスチェック、eラーニング、提携スクール、キャリアコンサルティング、優待サービス(リゾート施設・スポーツ施設) |
公式URL | https://persol-hrpartners.co.jp/ |
※2021年6月時点
【9位 ランスタッド】英語力を活かせる事務派遣を探しやすい
日本ではあまり知名度の高くないランスタッドですが、実はオランダに本社をおく世界的にも有名な人材派遣会社。
外資系の派遣会社であることから、英語力を活かせる事務派遣を探しやすいです。
たとえば、外資系企業や大手商社の英文事務、貿易事務など、英語力のスキルや経験を活かせる仕事を取り扱っています。
また、ランスタッドは転職支援も行っていることから、単発派遣から長期派遣、正社員へとキャリアチェンジしていくことも可能です。
派遣からの直接雇用も視野に含めている場合、ランスタッドの担当者に相談してみるのもおすすめです。
- 直接雇用につながる仕事も多くある
- 事務の仕事を多く所有しており、案件をまめに紹介してくれる
運営会社名 | ランスタッド株式会社 |
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対応地域 | 全国(東北と北陸地方の一部、沖縄を除く) |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-010538 |
登録・面談方法 | Web登録 |
交通費 | 実費支給(規定あり) |
福利厚生 | 社会保険、労災、確定拠出年金、従業員株式購入制度、有給休暇、産前産後休業、育児休業、定期健康診断、クラブオフ(宿泊・レジャー・スポーツ・飲食施設優待) |
公式URL | https://www.randstad.co.jp/ |
※2021年6月時点
【10位 ヒューマンリソシア】スキルアップ支援に強い
ヒューマンリソシアは、資格取得や就職・転職の総合校であるヒューマンアカデミーと同じヒューマングループの人材派遣会社。
教育事業を行っている会社が母体なので、派遣スタッフへのスキルアップ支援にも強い特徴があります。
無料のOA講座のほか、CAD・WEBデザイン・プログラミングのオンライン講座、語学・カウンセラー・ネイルなど、ヒューマンアカデミーの通信講座を入学金無料+通常の50~60%の受講料で受けられます。(※)
派遣先には大手企業・優良企業も多いので、社員入社が難しい人気の会社で働くことも可能ですよ。
スキルアップ支援に興味がある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
※「ヒューマンリソシア」公式サイトより(2023年9月時点)
- メーカーや病院、非営利団体などの大手企業・団体のお仕事が多い。私も、公益団体と病院の二ヶ所でお仕事させていただいた
- 紹介予定派遣でお世話になった。派遣から正社員に無事登用していただけた
運営会社名 | ヒューマンリソシア株式会社 |
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対応地域 | 全国 |
労働者派遣事業許可番号 | 派13-080176 |
登録・面談方法 | Web登録 |
交通費 | 月額3万円上限(自宅からの直線距離が1kmを超える場合で公共交通機関を利用して通勤するとき) |
福利厚生 | 社会保険、労災、有給休暇、産前産後休業、育児休業、慶弔休暇・慶弔見舞金、定期健康診断、ストレスチェック、キャリアコンサルティング、優待サービス(宿泊・レジャー施設) |
公式URL | https://resocia.jp/ |
※2021年6月時点
派遣事務で人気の職種ランキング
派遣社員として事務職をした経験のある388人へ、「派遣事務で経験した職種」について質問した結果をランキング形式で発表しています。
ランキング1位に輝いたのは、「一般事務(276人/388人中)」でした。
一般事務は、未経験OKや最低限のパソコンスキルがあればできる求人も多いことから、事務職の登竜門となっています。
また、あらゆる事務職のなかでもっとも求人数が多いことも、選びやすい理由です。
2位は「営業事務(89人)」でした。
営業事務とは、忙しい営業さんに変わって事務全般をサポートする、いわゆる営業部における『縁の下の力持ち』。
「資料作成」「データ入力」「ファイリング」「納期の管理」「電話・来客応対」など、さまざまな仕事を行います。
また、社内の人だけでなく顧客や業者さんとのやりとりをするケースも多いので、コミュニケーション能力も必要となります。
一般事務と比べると、仕事内容が多岐にわたり、忙しいケースも多いですが、営業さんにも顧客にも感謝されるやりがいの大きい仕事です。
3位は「経理事務(49人)」でした。
経理事務の仕事をするには、「経験」または「簿記の資格」が求められる傾向にあります。
経験も資格もないなら、まずは「簿記3級」を取得しましょう。
簿記3級をもっていると、経費精算や入出金の管理といった比較的簡単な経理事務の仕事に就けるようになります。
そこで経験を積み、次に「簿記2級」を取得するのが、経理事務においては王道のキャリアプランです。
簿記2級があれば、あらゆる業種・企業の仕事が受けられるようになり、就業先の選択肢も広がるでしょう。
4位以下の順位は、4位「総務・人事事務(28人)」、5位「貿易事務(13人)」、6位「OA事務(11人)」、7位「受付事務(10人)」、同率7位「学校事務(10人)」という結果となりました。
事務職と一口に言っても、多様な職種があるため迷うこともありますよね。
異職種から事務職を目指す場合、営業職の経験があるなら営業事務、接客経験があるなら受付事務など、これまでの経験が活かせる事務職を希望するのもおすすめです。
事務職に就きたい方向け派遣会社選びのコツ
388人の口コミアンケート結果を元に、事務職に『おすすめの派遣会社』を紹介してきましたが、実際に登録するとなると、どの派遣会社を選べばいいのか悩む人もいるでしょう。
「とりあえず口コミ1位の派遣会社に登録しておけばいいのでは?」と考えがちですが、そうとも限りません。
派遣会社ごとに特徴やおすすめポイントは違ってきます。
そこで、事務職に就きたい方に向けて、派遣会社選びのコツを4つ紹介します。
- 希望する事務の職種や勤務エリアの求人が多いか調べてみる
- 大手派遣会社以外にも地元密着の派遣会社も探してみる
- 直接雇用を希望するなら紹介予定派遣の取り扱いがあるか確認する
- 事務職に関連するパソコン講座や資格取得の支援が充実した派遣会社を選ぶ
ぜひ派遣会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
コツ① 希望する事務の職種や勤務エリアの求人が多いか調べてみる
まずは希望する事務の職種や勤務エリアの求人が多いか調べましょう。
派遣会社全体の求人数が多くても、希望に合った求人が少なければ、お仕事は見つかりにくくなってしまうからです。
事務職には、未経験からでも始めやすい「一般事務」や、専門知識が求められる「経理事務」「貿易事務」などさまざまな種類があり、派遣会社ごとに得意分野が違います。
例えば、「貿易事務」や「英文事務」などの英語を必要とする事務職では、外資系の派遣会社が求人も多くておすすめです。
また、希望する勤務エリアの求人数が多いかも要チェックポイントです。
事務職はオフィスが集まる都市部の募集が多いため、派遣会社によって対応エリアが限定されていることも。
求人数を調べるには、派遣会社の公式サイトにある求人検索を使いましょう。
いろいろな条件を選択して検索できるようになっているので、「職種」と「勤務地」の希望を設定して求人検索してみてください。
他にも譲れない希望があるなら設定するといいでしょう。
コツ② 大手派遣会社以外にも地元密着の派遣会社もチェックする
大手派遣会社以外にも、地元密着型の派遣会社もチェックしてみてください。
大手派遣会社の多くでは、事務派遣の求人を豊富に保有していますが、あわせて登録者と希望者も多いため競争率も高くなりやすいです。
「応募するか迷っている間に他の人へ決まってしまった」という話もよく耳にします。
一方の地元密着型の派遣会社は、大手派遣会社にはない地元優良企業の仕事を扱っていることもあり、お宝求人に出会えるチャンスも。
また登録者数も大手に比べると少なめなので、競争率が比較的低いメリットもあります。
上記理由から、「大手派遣会社」と「地元密着型の派遣会社」の両方への登録がおすすめです。
派遣会社の規模や知名度など関係なく、幅広く活用してみるといいでしょう。
地元密着型の派遣会社を探す際は、「エリア名+派遣会社」で検索すると派遣会社がヒットするので試してみてください。
コツ③ 直接雇用を希望するなら紹介予定派遣の取り扱いがあるか確認する
「正社員や契約社員として働きたいけれど、なかなか良い求人が見つからないため派遣社員を選んだ」という方も多いのではないでしょうか。
もし直接雇用を希望するなら、紹介予定派遣の取り扱いがある派遣会社をチェックしてみてください。
「紹介予定派遣」を取り扱っている派遣会社なら、直接雇用への道が開ける可能性もあります。
紹介予定派遣とは、派遣社員として一定期間働いた後に、企業が直接雇用することを前提とした雇用形態のこと。
人材のミスマッチを避けたい企業に重宝されており、派遣社員側にも仕事内容や職場環境などを経験した上で直接雇用となるか判断できるメリットがあります。
とくに専門知識やスキルが求められる「経理事務」「貿易事務」「英文事務」などに紹介予定派遣の求人が多い傾向に。
事務職におすすめの派遣会社で紹介している各社の事務職の紹介予定派遣求人を調査したところ、以下の結果となりました。
事務職におすすめの派遣会社 | 事務職の紹介予定派遣の求人数(件) |
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テンプスタッフ | 4,752 |
スタッフサービス | 1,670 |
パソナ | 1,288 |
リクルートスタッフィング | 1,155 |
アデコ | 1,902 |
マンパワーグループ | 833 |
フルキャスト | 42 |
パーソルエクセルHRパートナーズ | 634 |
ランスタッド | 922 |
ヒューマンリソシア | 314 |
※求人調査方法:職種「事務・オフィスワーク」、雇用形態「紹介予定派遣」の条件で検索
(求人調査日:2024年12月8日)
すべての派遣会社で紹介予定派遣の取り扱いはありますが、求人数には大きな違いがあるとわかります。
事務職の紹介予定派遣を希望する方は、求人数の多い「テンプスタッフ」や「アデコ」を押さえておくといいでしょう。
コツ④ 事務職に役立つパソコン講座や資格取得の支援がある派遣会社を選ぶ
事務職に役立つ「パソコン講座」や「資格取得支援」を行っている派遣会社を選ぶのもおすすめです。
事務職のスキルアップをすることで業務効率化へとつながれば、派遣社員としての価値も高まり、仕事のチャンスも広がるからですね。
用意されている求人案件はもちろん、用意されている福利厚生制度や営業担当者の対応などですね。
自身の価値を高めれば、以下のような利点も。
- 時給アップ
- 途切れることなく次の派遣先を紹介してもらえる
- 希望する職種や待遇の仕事に就きやすくなる
例えば、キャリアサポートの充実したアデコでは、次のような事務職に役立つサポートがあります。
動画で学ぶビジネス基礎 | ビジネスマナー、コミュニケーション、テレワークなど事務職初心者に役立つ。 |
eラーニング | Microsoft Office(Word・Excel・PowerPoint・Access)の初級・中級講座。事務職全般に役立つ。 |
提携校WinスクールのOA講座 | アデコ特別価格で受講可。OAの専門知識を身につけられる。 |
動画で学ぶ!ビジネス英語 | 貿易事務や英文事務、外資系企業の事務職などに役立つ。 |
派遣会社を選ぶ際は、ぜひ補いたいスキルや取得したい資格に合った支援があるかを確認してみてくださいね。
経験者に聞いた派遣事務のやりがいとメリット
派遣事務にはどのようなやりがいやメリットがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
派遣の事務経験がある56名に、「派遣事務のやりがいやメリット」についてアンケートを実施したところ以下の結果となりました。
- 調査対象:派遣の事務の経験がある方
- 調査期間:2019年7月27日~7月31日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:56人
派遣社員であっても、努力次第でスキルが上がり事務職の仕事の幅が広がります。
事務職にはさまざまな職種があり、事務の基本が身についていれば、さまざまな事務のお仕事に応用が利くからですね。
例えば、一般事務で事務の基本的な仕事を覚え、簿記の資格を取得して経理事務に挑戦するようなことも可能になります。
英語のスキルを身につければ、事務職の経験を活かして英文事務のお仕事を紹介してもらえることも。
努力次第でスキルアップして仕事の幅を広げられるのは、事務職ならではのやりがいでありメリットと言えるでしょう。
スキルの向上は時給アップにもつながるため、目標を掲げて派遣事務のお仕事に取り組むのがおすすめです。
- 事務処理能力が向上すると、自分の裁量でできる仕事の幅が広がっていく
- 次の仕事や転職へのステップアップになる
- 在職中に簿記2級を取得したら、より難易度の高い仕事を任せてもらえるようになり、それに伴って時給もアップした
事務職は会社の縁の下の力持ちポジションとも言われており、企業経営に直結した仕事を担うことも多いです。
以下に一例として、事務の職種別に、企業経営のどのような部分に直結する仕事を行うのかまとめてみました。
事務の職種 | 直結する仕事内容 |
---|---|
経理事務 | 経営判断の基盤となる財務データの作成や管理を行い、健全な企業運営を支える。 |
人事事務 | 給与計算や労務管理を通じて企業の人材戦略を支え、生産性向上に貢献する。 |
営業事務 | 営業の事務処理全般を担い、営業活動を効率化して企業の屋台骨である売上の向上に貢献する。 |
法務事務 | 契約書や法律関連の資料作成などを通じて法的リスクを管理し、企業の信頼性を確保する。 |
ただ事務作業を行っているだけではなく、企業経営に直結している仕事をしていると理解できれば、やりがいも大きくなるのではないでしょうか。
さらに事務の職種によっては高時給も期待できます。
下記は、東洋経済オンラインが2018年に発表した、関東・東海・関西の三大都市圏の平均時給です。
英文事務 | 1,683円 |
---|---|
貿易・国際事務 | 1,601円 |
経理・財務・会計・英文経理 | 1,588円 |
総務・人事・法務 | 1,586円 |
金融事務(証券会社) | 1,544円 |
一般事務 | 1,512円 |
金融事務(銀行) | 1,490円 |
学校事務 | 1,378円 |
医療事務 | 1,247円 |
データによると「英文事務」が67職種中25位、「貿易・国際事務」が35位、「経理・財務・会計・英文経理」が36位にランクインしています。
「派遣事務=時給が低い」とは一概に言えません。
専門性を高めれば、事務職でも高時給の時給を得られ、やりがいにもつながるでしょう。
専門性の高い事務職の場合、経験があれば年齢に関わらず働けるメリットも。
30代半ばから経理事務の派遣をはじめましたが、40代半ばになった今も継続してお仕事を紹介してもらえています。同じ職場には、ほかの派遣会社からきた50代の派遣さんもたくさんいます。
長く派遣事務を続けたい方は、スキルアップを意識して就業するといいでしょう。
経験者の口コミからわかった派遣事務の大変なところ
派遣事務の仕事に興味はあるけれど、どのような感じなのかわからず心配な人もいるのではないでしょうか。
派遣の事務経験がある60名に、「派遣事務の大変なところ」についてアンケートを実施したところ以下の結果となりました。
- 調査対象:派遣の事務の経験がある方
- 調査期間:2019年7月27日~7月30日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:60人
「仕事量が多く忙しい」「残業が続いて大変」と答えた方は多く、派遣社員であっても多忙極まりないことが伺えます。
派遣事務でもとくに忙しくなりやすいのが、特定の時期に仕事が集中する職種です。
例えば、経理事務なら月次決算や年度末、総務事務は社内イベントや株主総会が開催されるタイミング、人事事務は採用シーズンなどが挙げられます。
また、締め日がある業務を担当する場合も、締め日から数日は忙しくなる傾向に。
- 年度末を始め月次決算の時期は忙しく残業も多い
- 締め日はとにかく忙しく、トイレも我慢するほど
ただし、派遣先によって忙しさや残業の有無は異なります。
「仕事量が多い派遣先は避けたい」「残業はしたくない」という方は、事前に担当者へ希望を伝え、以下の点を確認しておくといいでしょう。
- 繁忙期や残業の有無
- 業務量
- 派遣先の部署の人数や構成
60名中6名が、「いろいろな人とコミュニケーションを取らなければいけないのが大変」と回答しましたが、実は事務職でもコミュニケーション力は必要です。
事務と聞くと、パソコンに向かって一人で黙々と仕事をするイメージありますが、社内外問わず人と関わる機会は意外と多いのです。
経理事務の経験者からは、次のような口コミが集まりました。
- 毎月経費申請の遅れる人もいるが、催促しに行くと嫌な顔されることがある
- 申請された経費が何に使ったものなのかよくわからないとき、経理としては詳細を聞かなければならないが、そんなときに煙たがられるのが辛い
- 他部署とのコミュニケーションが取れていないと必要な情報が入ってこないため、たとえば、他部署の発行した領収書が原因で収支が合わない場合などに聞けずに困る。
もちろん他の事務職種にもコミュニケーションが必要な場面は多々あります。
例えば営業事務の場合、営業チームと密に連携を取り、仕事を円滑に進めるための調整が必要です。
医療事務では、医師や看護師、患者およびその家族との対応が求められ、臨機応変にコミュニケーションを取ることが重要となります。
「コミュ力に自信がないから派遣事務を希望する」という方は注意が必要です。
コミュニケーション力に自信がないけれど派遣事務を希望するなら、職場の人数が少ない派遣先や、電話・来客対応がない業務を希望条件に加えるといいでしょう。
やりがいやメリットも大きい派遣事務ですが、大変な部分もあります。
もし、上記内容をもとに派遣事務は難しいと感じた方は、他の職種を検討してみてはいかがでしょうか。
事務職以外にもさまざまな職種で派遣社員の募集があります。
他の職種に関しては、「おすすめの派遣職種ランキング」でチェックしてみてください。
派遣事務で働く際に役立つスキル&資格ランキング
「自身のスキルを高めて、競争率の高い派遣事務の仕事を紹介してもらいたい」「事務職に役立つ資格を取得しておきたい」という方へ、派遣事務で働く際に役立つスキル&資格を紹介します。
派遣社員として事務職をした経験のある388人に、「実際に役に立ったスキルや資格はなにか」と質問した結果を次のランキングにまとめました。
ランキング1位は「パソコンスキル(341人/388人中)」と、全体の87.8%の人が必要と回答する結果に。
次いで2位「コミュニケーションスキル(139人)」、3位「電話応対スキル(56人)」と続きます。
4位以下の順位と具体的な回答もあわせて紹介するので、スキル習得や資格取得の検討材料にしてみてください。
【1位 パソコンスキル】エクセル&ワードは必須
事務職に役立つスキル&資格、第1位は「パソコンスキル」でした。
- 何かと資料を作ることがあったので、エクセルは詳しいに越したことはない
- Excelは難しい関数がわからないとしても、ある程度の仕組みは理解できていたほうがいいと思う
- エクセル、ワードのほか、企業独自のソフトに対応するためパソコンに対する基本的な知識も必要
- PCスキルは少しでも高いほうがいい。特に地方ではPCスキルの低い正社員も多いので、PCスキルの高い派遣社員は重宝される
現在は「事務職ではパソコンを使うのが当たり前」と言っても過言ではなく、とくに、エクセルの四則演算とワードの基本操作ができないと、事務職に就くのは厳しいでしょう。
会社によって任せられる仕事が異なるため、文字と数字を入力できれば十分というケースも。
しかし、「VLOOKUP」「ピボットテーブル」「マクロ」などが使えると、紹介してもらえる仕事の幅はグンと広がります。
上記を使いこなせることで派遣先から重宝された、時給が上がったという口コミもあることから、「ワンランク上の仕事がしたい」「仕事にやりがいを感じたい」という人は、取得しておくべきスキルと言えます。
また、パソコンに苦手意識がないことや、わからないことを自分で調べられるスキルも大切です。
パソコン関係の資格をもっているかどうかは、正直あまり重要でありません。
ただし、「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」の資格があれば、パソコンを使える証明になるため、お仕事紹介時には有利になりますよ。
下記の派遣会社は無料でパソコン講座が受けられるので、パソコンスキルに自信のない方は、ぜひ登録して受講してみてください。
【2位 コミュニケーションスキル】質問すること&伝えることが重要
事務職に役立つスキル&資格、第2位は「コミュニケーションスキル」でした。
- 派遣として渡り歩くには、コミュニケーションスキルが高いに越したことはない。職場内での人間関係を円滑にできる人が重宝されると思う
- コミュニケーションスキルがあれば、不足しているスキルがあっても、人に物事を教えてもらったり、お願いができたりするので一番重要かもしれない
- コミュニケーションスキルさえあれば、あとはなんとかなる
派遣事務の大変なところのアンケートでも「コミュニケーションを取るのが大変」と挙がっていたように、事務職にはコミュニケーション力も欠かせないため、スキルを習得しておけば役立ちます。
派遣という働き方全般に言えることですが、短いスパンで就業先が変わるため、「派遣先の雰囲気」「仕事のやり方」「ローカルルール」に早くなじまないと、仕事を円滑に進められません。
具体的には「明るいあいさつ」「気配り」「わからないことを質問する」「自分の考えを伝える」などが大切になってきます。
なかでも重要なのは、質問するスキル。あいまいな理解のまま仕事を進めると、ミスを起こす恐れがあるからです。
コミュニケーション力に不安がある方は、無料でコミュニケーションスキルが習得できる講座を実施している、以下の派遣会社を活用してみてはいかがでしょうか。
【3位 電話応対スキル】評価アップのチャンス
事務職に役立つスキル&資格、第3位は「電話応対スキル」でした。
- 丁寧で正しい言葉使いで電話対応ができると、職場での印象がとても良い
- 電話対応は一通り知っておいたほうがいい。事務職には不可欠
- 「電話対応が丁寧でとても良い」とお褒めの言葉を頂いたことがある。電話対応に関する本はたくさんあるので、取りかかりやすいスキルアップとしてオススメ
「データ入力のみ」などの特殊な事務職でなければ、電話対応はどの職場でもあるからです。
あなたも電話口に出た人に対して、「すごく感じがいいな」と思ったり、逆に不愉快に思ったりした経験があると思います。
電話に出た人の対応は会社のイメージに直結するため、正しい敬語と丁寧で感じの良い話し方で取り次ぎができる人はそれだけで重宝され、派遣先から好印象をもってもらえます。
「電話は苦手」「できれば出たくない」という人も多いと思いますが、慣れればそれほど大変なことではありません。
電話応対に苦手意識のある方は、無料ビジネス講座のある派遣会社がおすすめです。電話対応の基本を身につけられますよ。
ちなみに電話対応への自信がある方は、コールセンターで働くのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
【4位 簿記】経理事務には役立つ
経理の仕事をするなら「簿記2級」が役立ちます。
- 経理の仕事に就きたいなら、実務経験または簿記資格が必ず問われる
- 営業事務だったが伝票処理の仕事もあった。簿記や会計の知識もあると、経理との話がスムーズになり役立った
資格試験の勉強で得た知識が業務に役立つのはもちろん、資格の有無を求人への応募条件としている企業も多いからです。
また、経理に限らず「一般事務」「総務事務」「営業事務」などでも簿記の資格が有利になったとの声も多くありました。
中小企業では、すべての書類や雑務をこなす、いわゆる「なんでも屋」のような事務職もあるためですね。
【5位 TOEIC・英検】外資系希望なら採用に直結
「貿易事務」「英文事務」「翻訳」の仕事がしたい方、外資系企業で働きたい方は、TOEICや英検が役立ちます。
- 英文事務ではTOEICの点数を重視された。仕事で英語を使いたいと思っている方は、ある程度のスコアを取得していた方が有利
- TOEIC700以上あれば、外資系企業にも行きやすい
- 貿易事務だったので、電話の取り次ぎ程度の英会話スキルは必要だった。
とくに、日常的に英語でのメールや電話応対をする部署、社内に外国人が多い企業の場合は、TOEICのスコアで募集を区切っているケースも少なくありません。
【6位 秘書検定/7位 ビジネスマナー】自信をもって働ける社会人の常識が身につく
派遣社員として事務職で働くのであれば、「秘書検定」の資格取得や、「ビジネスマナー」の受講がおすすめです。
- 会社には様々な年代の方がいるので、それぞれに適したコミュニケーションが取れるビジネスマナーはあったほうがよい
- 事務の一般常識は秘書検定で学べるので、取得しておくと良いと思う
- 貿易事務だったので電話の取り次ぎ程度の英会話スキルは必要だった。
- 秘書検定準1級を取得してから、上司への的確なフォローができるようになった
秘書検定は、必ずしも秘書になるための検定ではありません。
電話応対・来客応対・ビジネスメール・上司への対応など、社会人として働くうえで必要な常識や知識を学ぶための試験です。
資格取得や受講が有利になるのではなく、得た知識が実際に働くうえで役立つと思ってください。
社会人経験のない方や、自分のビジネスマナーに自信がない人は、社会人として自信をもって働くために取得や受講をして損はないスキルや資格と言えるでしょう。
派遣事務として働く派遣社員の1日
派遣事務として働く派遣社員は、毎日どのような感じで働いているのでしょうか。
コンサルタント会社で経理事務として働く派遣社員Aさんの1日を見てみましょう。
【コンサルタント会社で働く派遣社員Aさんの1日】
- 9:00 出社
- 前日入力したデータのエラーチェック。その後、部内ミーティングに参加。
- 9:30 伝票入力作業
- 同僚と手分けして伝票の入力作業。伝票に不備がある場合は当該部署に連絡して確認。
- 12:00 ランチ休憩
- この日はお弁当を持参。休憩は1時間あるので、同僚と会社近くの定食屋さんに行くことも。
- 13:00 伝票入力作業の続き
- 午前中の伝票入力の続き。伝票・経費のような入力作業は量が膨大なため、数日間同じ作業が続くこともある。また、月に1回は研修あり。
- 15:30 本日の入力件数の確認
- 同僚とお互いの入力内容をダブルチェックする。
- 16:30 チェック内容のフィードバック
- 17:00 退社
事務の職種によって仕事内容や勤務時間は異なりますが、大体の流れとなるので参考にしてみてください。
事務職向け派遣会社に関するQ&A
派遣事務を希望する方が、派遣会社を利用する際に抱きやすい疑問・質問について解説していきます。
ぜひチェックしてみてください。
事務職は「未経験OK」の求人も多いため、接客業や販売職、作業系のお仕事などから挑戦する方も多数います。
事務職が初めての方には、特別なスキルを必要としないお仕事を紹介してもらえるので安心してください。
ただし、事務の職種によっては経験やスキルが求められることも。
また、エクセルやワードなどの「OAスキル」を応募条件に設定している企業が多いため、パソコン操作が全くできないと、求人の幅はかなり狭まってしまいます。
派遣会社に登録する前に基本的なパソコン操作はできるように練習しておくことをおすすめします。
大手の派遣会社では、リモートワークができる派遣事務職の求人の扱いも増えています。
リモートワーク(在宅勤務)には、以下3つの勤務形態があるのでチェックしてみてください。
- 完全在宅勤務(フルリモート):勤務日すべてを在宅で働く
- 一部在宅勤務:週または月に数回出勤し、残りの勤務日は在宅で働く
- 基本在宅勤務:基本的には在宅で働き、必要な場合のみ出勤する
「フルリモートをしたい」「出勤回数を極力減らしたい」などの希望を担当者に伝えて、お仕事を探してもらいましょう。
今やパソコンを使用しない事務職はありません。
そのため、事務職自体が未経験であっても下記のような基本的なパソコン操作ができることは求められます。
- ブラインドタッチ
- メールの送受信
- ワードでの文書作成
- エクセルでの表作成や基本的な関数の使用
今は無料でパソコン操作を学べるWEBサイトやYou Tube動画が多数あるので、操作に自信のない方は練習しておきましょう。
パソコンスキルが上がると、紹介してもらえる仕事が格段に増えますよ。
まず第一に、扶養範囲内での労働を考えるならば収入の計算をしなければなりません。
2023年9月時点の扶養の目安である、年間103万円の収入を超えないためには、月収は平均8万5千円となります。
「時給2千円」で「1日実働8時間」とすると「日給は1万6千円」ですから、月に働ける日数は5日ほど。
週1日程度の労働となると、選択肢はかなり狭まってしまいます。
一方で、「一日2~3時間」「週に3~4日」のような働き方であれば、労働の需要もあり、かつ扶養の範囲内に収まります。
上記のような働き方を叶えるために、派遣会社に職場に対して「扶養内で働きたい」という旨をしっかり伝えましょう。
主婦で派遣仕事をお探しの方は、「主婦・ママが選んだおすすめ派遣会社ランキング【325人の口コミから徹底調査】」の記事も参考にしてみてください。
派遣事務職の求人はフルタイム勤務が多い中、時短勤務のお仕事もあります。
「午前のみ」「14時まで」「16時まで」といった早上がり求人のほか、「10時就業開始」のような朝が遅い求人も。
登録の際に、時短勤務希望であることを伝えてお仕事を探してもらいましょう。
法律上は年齢を理由に応募や採用を断ることは禁止されていますが、実際は20~30代に比べてお仕事を紹介してもらいにくい現実はあります。
年齢が高いと次のような理由から、同じスキルをもった人材であれば、若手の方が歓迎されるためです。
- 派遣先企業の社員が指示を出しにくい
- 若手の多い企業だと社員との年齢差が出てしまう
- 新しいシステムや環境に順応しにくい(と思われている)
ただし、20~30代から継続して派遣のお仕事をしていている方、もしくは「簿記」「宅建」「語学」のような専門性の高いスキルがある方なら、40~50代でもお仕事を紹介してもらいやすいでしょう。
産休・育休は働くすべての人に取得が認められています。
雇用形態による制限はないので派遣社員であっても取得が可能です。
実際に、テンプスタッフ、スタッフサービス、パソナといった事務職に強い大手派遣会社では、「産休や育休がきちんと取得できた」という口コミも多く見られます。
ただ、派遣社員は3ヶ月、6ヶ月のように契約更新をしながら働くため、「契約更新なし」という形になって産休や育休を取得できないケースはあり得ます。
産休・育休を取得する可能性のある人が派遣先を決める際は、取得実績があるかどうかも確認しておくと安心です。
2020年4月の派遣法改正により「同一労働同一賃金」が導入され、派遣社員にも通勤交通費が支給されることになりました。
交通費が実費支給になるか定額支給になるかは派遣会社によるので、必ず確認しましょう。
【まとめ】派遣事務に向いているおすすめの人
派遣の事務経験者49名に、「どんな人が事務職に向いているのか」と、おすすめの人物像を聞いた結果、多かった意見は以下の3つになりました。
- 調査対象:派遣の事務の経験がある方
- 調査期間:2019年7月21日~7月31日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:49人
事務職はコツコツ行う業務が中心で、毎日・毎週・毎月・年間を通して決まった仕事が多いため、地道で根気のいる作業が苦にならない人が向いています。
具体的には以下のようなタイプの人ですね。
- 同じ作業を繰り返し行うことが苦にならない
- 地道で細かい作業が好き
- 根気のいる作業も最後まで投げ出さずにできる
また、責任感があり几帳面でまじめな人にも向いているでしょう。
ひとつのミスが取引先や社内に影響を与え、信用にも関わってきます。
間違いが起こらないよう、一つひとつの仕事を正確に丁寧に行い、見直しをキッチリできる几帳面さが重要です。
ほかにも「パソコン作業が好きな人」「計画的に仕事が進められる人」という回答がありました。
事務職向きだと実感した方は、ぜひ派遣事務に挑戦してみてください。
そして、「どの派遣会社がいいんだろう…」と迷ったら、下記の派遣会社ランキングから選ぶといいでしょう。
上位3社は利用者の満足度が高く、とくにおすすめです。
派遣は、「求人の種類」「時給などの条件」「担当者の対応」を比較するために複数登録することが、常識となっています。
登録や利用にお金がかからないことはもちろん、いまは登録もWEBで簡単にできます。
気になる派遣会社があればぜひ気軽に登録してみてくださいね。
- 調査対象:派遣で事務職をしたことがある方
- 調査期間:2020年7月12日~25日
- 調査方法:クラウドワークス、ランサーズによるアンケート
- 調査人数:388人(女性327人/男性58人/未回答3人)